Vanta ハンドヘルド蛍光X線分析計
【ご紹介】金属分析器VANTA【ハンドヘルド蛍光X線分析計】
その場で素早く非破壊で、成分元素を分析する携帯型の蛍光X線分析計
対象に密着させトリガーを引くだけの簡単操作で、成分元素の分析・合金判定が可能です。
蛍光X線分析計とは
対象にX線を照射し、発生した蛍光X線を検出器で読み取ることで、成分元素や含有量を分析する装置です。
蛍光X線は元素ごとに固有のエネルギー量を持っているため、成分元素や含有量の分析が可能となります。
ハンドヘルドのメリット
非破壊で分析可能
- 対象をそのまま分析
- x線は試料にダメージを与えません
短時間で分析できます
- 高速起動
- 効果カウントレートのSDDを採用
- 分析値をリアルタイム表示
分析場所を選びません
- 対象がある「その場」で分析
- バッテリー駆動
形状・大きさを選びません
- 長さ、幅、重さを問わず分析
- 分析スポットは9mm/3mm選択可
- 粉末、液体も分析可能
(ソイカップ使用時)
堅牢
VANTAは防塵防水規格IP55に準拠し、米国軍用規格(MIL-STD/810G)の落下試験にも合格しています。
シリコン・ドリフト・ディテクター(SDD)を搭載したモデルには、検出器を保護するためのシャッターを装備しています。
-10℃から50℃の環境温度範囲内に対応可能です。
革新
独自の革新的な新技術を採用しており、従来モデルと比較して分析スピード、検出限界(LOD)、再現性、分解能を向上させています。
SDDを採用したモデル(MシリーズおよびCシリーズ)では、140eV以下の高い分解能を実現しています。
多才
スマートなGUIにより、簡単な操作が可能です。スワイプ動作のみで、過去の分析結果を表示することができます。
オプションのエイミングカメラ/パノラマカメラが搭載されている場合、対象の画像と分析結果が紐づいて記録されこの情報をもとにレポートを作成することが可能です。
また、USB、無線LAN(オプション)、Bluetooth(オプション)を用いて、分析データを外部デバイスに出力することができます。
VANTAシリーズ 製品仕様
外形寸法(W x H x D) | 8.3 x 28.9 x 24.2cm |
質量 | 約1.5kg(バッテリーを除く)、約1.7kg(バッテリーを含む) |
X線管、ターゲット材 | ターゲット材: ロジウム(Rh)、銀(Ag)、タングステン(W)のいずれか Mシリーズ(RhおよびW)と、Cシリーズ(Ag):4W X線管、 8〜50kV Cシリーズ(RhおよびW): 4W X線管、 8〜40kV Lシリーズ(W):2W X線管、 35kV |
フィルター | 8ポジションの自動選択フィルター内蔵 |
検出器 | Mシリーズ: 大型シリコン・ドリフト・ディテクター Cシリーズ: シリコン・ドリフト・ディテクター Lシリーズ: Si-PINダイオード・ディテクター |
電源 | 取外し可能な14.4Vリチウムイオン電池、 またはACアダプター: 出力DC18V、3.9A、入力: 100〜240VAC、50〜60Hz、最大70W |
ディスプレイ | 800 x 480(WVGA)LCDスクリーン、静電容量方式タッチスクリーン、ジェスチャー制御対応 |
動作環境 | 温度: -10℃〜50℃ 湿度: 非結露の相対的湿度10%〜90% |
落下試験 | 米国MIL-STD 810-G、1.2m(4フィート)の落下試験合格 |
防塵・防水性能 | Cシリーズ・Lシリーズ: IP55準拠、Mシリーズ: IP54準拠、オプションのファン取り付け時: IP54準拠 |
気圧補正 | 標高や空気密度を自動補正するための気圧センサー内蔵 |
GPS | 内蔵GPS/GLONASS受信機 |
オペレーティング システム | Linux |
データ保存 | 内蔵4GBメモリー、拡張microSDカードスロット搭載 |
USB | USB2.0対応Aタイプポート(x 2): 無線LAN(オプション)、Bluetooth®(オプション)、USBメモリー接続可能 USB2.0対応ミニBタイプポート(x 1): PCへの接続用 |
無線LAN(オプション) | 802.11 b/g/n(2.4GHz)対応(オプションのUSBアダプター使用時) |
Bluetooth®(オプション) | Bluetooth®とBluetooth® Low-Energy対応(オプションのUSBアダプター使用時) |
照準カメラ(オプション) | フルVGA CMOSカメラ |
パノラマカメラ(オプション) | 5メガピクセルCMOSカメラ、オートフォーカス・レンズ付き |